川端和子綴織作品展 始まりました

4年ぶりに綴作家、川端和子作品展を開催いたします。
綴織の歴史は古く、古代エジプト・古代中国・南米のプレインカなど古代文明の遺跡から発見されています。
織人は、長く伸ばした指の爪先にヤスリをあて、のこぎりの歯のように刻んでおります。
緯糸を入れる度にその指先で緯糸を掻きよせ、文様を表現します。
これが「爪掻(かき)本綴織」の名称のある所以です。
綴織は経糸の下に図案(下絵)を置き、透して見ながら彩糸である緯糸を織っていくという方法で文様を描いていきます。
柄の濃淡も、一本の彩糸の撚り目を戻して半分に割り、混ぜたい彩糸の半分同士をまた撚り合わせて作った杢糸(モクイト)で織り込んでぼかしていく技法を駆使します。
本綴織は糸で描く絵画とも言え、気の遠くなるような手間暇を掛けて作られているのです。
川端先生と綴れ織との出会いは偶然でした。
お知り合いの奥様が機織りをなさっているのを見て織に興味を持ち、たまたま織の講座があると聞いて参加したところ、それが綴れ織の講座だったのです。
当時綴れ織に使う図案は、著名な日本画家の絵を原画として使用していたそうです。
その美しい原画とほぼ同じ色柄に織れる綴れ織に感動し、3年間無給で伝統工芸士のもとに通って技術を習得されました。
現在綴れはメーカーの人が図案屋さんや日本画家から原画を買いその図案を下絵に直して職人に渡し織らせます。
その際込み入ったものはなるべく簡単に、色数も可能な限り少なくします。
綴れ織はすべて手作業で織られますので、柄が複雑になる程、色数が多い程手間が掛かり、手間が掛かればそれだけ高価になってしまいます。
あまりにも高価な綴れは、現在ではあまり売れていませんので、手間を掛けられない状況にあります。
一方川端先生はご自身で図案を描きそれをご自分で織るので、ご自身が納得できるまで手間を掛けることが出来ます。
売り先もメーカーや問屋ではなく、ゑり華に直接作品を卸してくださるため、一般常識では考えられないお値打ちでご提供が可能となっております。
川端先生が4年間掛けて作り込んだ綴織、是非ご覧ください。

  綴織展

第4回川端和子 綴織作品展 10月12日(金)~15日(月)