藍染中形展 10月20日(木)〜30日(日)

本日より青山染織ギャラリー(ゑり華内)において、藍染中形展を開催いたします。
中形の夜具(蒲団)地は、木綿または麻の布地に型紙で糊置きをし、藍染めしたものです。
中形または中型と表記されますが、これは江戸時代より文様の大小によって大形・中形・小紋に分けられていたことによるものです。
中形の呼称は、木綿の藍染による浴衣や蒲団地などに用いられていましたが、蒲団地に使われたのは明治時代が最盛期でそれ以降はしだいになくなってしまったため、現在では浴衣を指す場合が多いようです。
“中形夜具の文様は唐草文様”と言えるほどさまざまに変化した日本独自の唐草文様を見る事ができます。菊・牡丹・桜・鉄線・桐・その他の植物や、鶴・亀・鳳凰・龍・獅子などの動物などにより、唐草文様が構成しています。中でも菊唐草の種類は多く、具象的なものから抽象的なものまで多様な日本の菊唐草が表現されています。
型染めは大量生産を目的として発達しました。中形の中でも浴衣は両面に糊置して丁寧に染められていますが、蒲団地用のものは大部分が片面のみ糊置して染められ、藍染の上に墨やべんがら・ねずみ等の色をさしたり、型で模様を加え、無雑作で素朴な中にもそのデザインのとらえ方には豊かな庶民の感性が涌き出ています。
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