染め見本

2割引のキャンペーンは終わってしまいましたが、ゑり華はいつでもお着物の染め替え等のご相談にのらせていただいております。

ということでー
先日の悉皆やさんの若旦那が持ってこられた染め見本にちゅうもーく!
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1枚の着物を色々加工して、お客様に説明するためのものです。ちょっと面白いでしょう?
最初びっくりして目を奪われてしまいました。え、こんな着物あるの?って。ないです。
(いや、ないんですけど、このかぶいた感じがお好きであればもちろんご要望どおりに作れます。)

まずこちらの右袖部分が、そのままの部分です。
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そもそも地紋、柄がこういう着物だと思って次からをご覧ください。

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左下がそのまま地染めしたところ。
左上は前日ご紹介した吹雪加工をかけた部分です。
代表なものはロウケツで、全体にロウを吹き付けてそれから全体を染め、ロウを落とすとそこだけ白く抜けるという方法。
他にも筆でロウを飛ばす方法もあります。
そして右側が天目染。
これは地染めしてすぐ乾く前に、細かいおがくずを全体に撒き、下から蒸気を当てて染料をおがくずに吸わせます。
染料が吸われた部分が薄くぼかしたようになるんですね。
全体写真に戻っていただくと分かりますが、ここの天目は柄部分を避け、ぼかしを入れてあります。

そして左袖。
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一部の柄は覆って、一部の柄はそのままで天目染にしています。さっきより淡い地色染めですね。
こういう細かい指定も承りますよ~

若旦那は京都に帰ってしまわれましたが、あ、これ面白そう!と思われたらゑり華でご用命下さい。
色から柄の残し方から加工の方法まで、とことん語ってお直ししましょう♪

お松

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