同じ泥染めでも・・・

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こちら、久米島絣です。
「この間やってきた大島かしら?」と思われた方、ちょっとだけ正解です。
なーんでか。
もちろん産地が違うのですが、この反物も大島と同じ泥染めとテーチ木の染めで作られているからです。

しかし久米島は大島とは別のところに手間隙をかけています。
写真の久米島絣も一般的な泥大島も、糸を泥染めと他の染めで分けて柄にするところは同じです。
でも、大島は「他の色のところを染まらないようにくくって」糸を泥染めします。
そして白く残った部分を、使いたい色に染めます。
久米島はもっと原始的な方法です。
逆なんです。
最初に、使いたい色に糸を全部染めます。
そして「色を残したい部分だけ染まらないようにくくって」糸を泥染めするのです。
この方法だと、泥染めしてとことんまで黒くしてしまわないと、織った時に元の色が出てきてしまうのです。
それが久米島の泥染めにかかっている手間隙です。
この絣も、透かしてみると微妙に色が違うのが分かります。
久米島は1300年前に伝わったといわれる技術のままで作り続けているという唯一の場所です。
これが「絣の原点である」と言われている所以でしょうか。
しかも糸の調達以外はすべてひとりの女性が染めて織り上げる、沖縄の離島らしい感動的な品です。

もちろん泥染めだけをしているわけではありません。
こんな新しい作品も生み出されています。
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月桃とグール(食べられない非常に硬い芋)で染めた糸を使ったグラデーションの久米島絣。
まったく印象が違って、でもとっても素敵です。

小さな島なので生産量は少ないですが、織り手の方々が昔ながらの製法で作られている久米島の反物。
南の島に思いを馳せながらまとっていただきたい品々です。

久米島紬上:294,000円
下:378,000円

お松

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