暖簾から帯に!

更新日:2014年07月31日(木)

こちらの帯、藤色の地色に絞りで藤の花を染めてなかなかお洒落です。
実はこの帯、押し入れに眠っていた麻の暖簾で作った物です。

norennkara

なんでもサイズ合わなかったので、家には掛けられなかったそうです。
しかし綺麗で捨てられなかったものでした。
当店に相談に見えられ、その結果帯に生まれ変わりました!

ずっと押し入れに入って日の目を見なかった布地が、いきなりの表舞台。
オーナーの着物姿を引き立てる役割がまわってくるなんて、本当に喜んでいると思いますよ。

皆様も一度押し入れを点検してみてはいかがでしょう?
思いも掛けない布が帯に大変身するかも。

店主 花岡 隆三

スティッチの帯!!

更新日:2014年03月31日(月)

本日ご紹介するのは昨日納品した驚きの帯。
なんとあのディズニーキャラクター、スティッチの帯です。
もちろん普通に製品として売られてはいません。
ではなぜそのような物があるかと言いますと、生地屋さんで売っている生地から誂えたからです。

以前からゑり華は風呂敷やバティックの布から名古屋帯や半巾帯をお作りするお手伝いをいたしております。
http://www.erihana.co.jp/archives/10017
そこでうちのお客様、
「本当に生地は何でもいいの?」
とお持ちになったのがこんな生地でした。

IMGP5101

すごいですねぇー。
こちらのお客様のお姉様が大のスティッチファンで、そのお姉様へのプレゼントになさるそうです。
いっそうのこと着物を作ったらとおすすめしたところ、さすがに着物は難しいとのこと。
いや~、ここまでやるならそんなに違いはないと思うのですが。
そうして出来上がったのがこちら、ドーン!!

IMGP5100-1

なんとも楽しげな帯が出来上がりました。
もちろんディズニーの正式な生地なので意匠的にも問題有りません。
(多分)この世でたった一つの~この世でたった一つの半巾帯でしょう。

たっぷり余った生地で今度は上っ張りを作ることに。
そちらの出来上がりも楽しみです。

店主 花岡隆三

 

とある「いらなくなった着物」

更新日:2014年01月17日(金)

12月に悉皆やさんの橋村さんが持ってきてくださった加工見本にこんなものがありました。
たくさんスタンプを押したような生地や
IMG_9626
こんな模様の入った生地や
IMG_9625
2色の破片がちりばめられたような生地。
IMG_9622
これらはすべて、とある「いらなくなった着物」を着られるように加工して活かそう!という提案です。
さてその「いらなくなった着物」とは・・・?

答えは黒紋付。
お母様やお祖母様の黒紋付は、お客様ご自身がお持ちの場合、お亡くなりになった後いらなくなってしまいます。
地方によっては、紋が違う為に着られないということもあります。
しかし黒紋付の紋は入れ替えるのが難しいのです。
そんな時、こうして加工すると「黒地の小紋染め」に生まれ変わります!

ただし、地が黒なので、染め替えたりはしません。表面に樹脂加工をします。
ほら、裏はそのままですね。
IMG_9620
これは着物にはあまり向きません。帯などとこすれて落ちてしまう可能性があるからです。
ということで、羽織やコート、道行などへの変身がオススメ♪
橋村さんのお話しでは、黒紋付はガード加工されている場合が多いので、雨コートにもいいとのこと。
小紋染め自体は30,000円から。それに加えて仕立替え代となります。

全体をちょっと違う菱形で互い違いにしたり、
admin-ajax (16)
勿論吹雪加工のようにもできますよ!
admin-ajax (17)
破片と吹雪は、男性にも良いですよね。
色も選べますし、柄も豊富です。

黒紋付は特にきちんとしたものを、と選ぶ割に出番の少ない着物。
でもいざという時に困るから、比較的きちんと保存されている着物でもあります。
それをそのまま眠らせてしまうのはとってももったいない!

あらゆる着物をなんとかしてしまおうという、悉皆やさんの腕と技。
眠っている着物、これは着られないと思っているけれどもしかしたら・・・な着物、どうぞゑり華にお持ちください!

お松

この加工に関するお問い合わせは
電 話 03-6427-2720
メール info@erihana.co.jp
青山 ゑり華までお願い致します。

橋村さんの誘惑

更新日:2013年12月27日(金)

今回もたくさんの技術を持ってきて見せてくださった橋村さん。
この見本は「ゑり華さんのために」と作ってきていただいた「ないのなら、作ってしまえホトトギス!」です。

欲しい柄、楽しい柄は自分でデザインできたら素敵じゃない?
でも手書き友禅なんかだとお金がかかるじゃない?
だったら・・・比較的安価な「絞り」でしょ!
という橋村さんの熱意がこちら。

お月様の中にうさぎさん。
IMG_9613

猫の!足跡!足跡!
IMG_9614

再来年の干支・ひつじさん(ただしこの出来上がりには納得がいっていないそうです)
IMG_9615

そして、カラフルな水玉。
IMG_9616

白生地をお持ちでしたら地色からなにから自由自在に。
出番の少ない色無地に、こういう加工をして小紋にしてしまうことも。
「ピンクの色無地で、肉球だけ残して別色染めたらピンクの足跡ですよ」
と聞いて取り乱すゑり華の猫飼いたち。

これはあくまでも「デザイン例」なので、これを参考に「うさぎは月の外に」とか「柄の大小のバランスを」とか、
まったく別の「こういう柄が欲しい!」を持ち込んでいただくことも可能です。
ただし、絞りですので「丸」が中心のデザインに限られますが、
帯でも着物でもお客様のやりたいことをやらせていただきます!
カラフル水玉なんかは、帯揚げでもかわいいですよね~
着物や帯に合わせて、出てくる水玉の色を調整して、その為には何色と何色にするか考えて・・・楽しい!!

ご自分デザインのしるしに、名前を落款のようにいれることもできるんですって。
お松「足跡で帯だと染め代でどのくらいになるんでしょう?」
橋村さん「27,000円くらいかな~」
数にもよりますもんね。
それに生地代と仕立代。
でも猫好きとしては、全部白じゃなくて、前柄の足跡は小さくしてひとつはピンクにして、並べ方は・・・
迷う。迷うわ!
橋村さん「お松さん、宣伝もかねて、一本作りません?勉強しまっせ」
なんたる誘惑。恐るべし京都の商人。ちょっとこの年末年始、わたくしこの案件で頭がふわふわしそうな気がしてきました。

でも一言足跡といっても、いろんな動物のものがある!
動物好きの皆さん、配色には自信ありの皆さん、欲しいデザインは決まっているのにそんなものに出会えない皆さん、
京都で橋村さんがてぐすね引いて技を繰り出すのを待っています!
「欲しいものは、なければ作ればいいんです!」

お年玉をもらえましたら構想と共にぜひゑり華へ♪

お松

この商品に関するお問い合わせは
電 話 03-6427-2720
メール info@erihana.co.jp
青山 ゑり華までお願い致します。

Y様のクリニック

更新日:2013年12月26日(木)

先日の橋村さんにご相談にこられたお客様のお話です。

Y様は2枚お持ちになりました。
1枚は色無地。
仕立直しを、とのことでしたが、他に気になる点として「衿がとにかく分厚い」と。
橋村さん「なにか挟んであるんですかねぇ?」
半澤「元々の生地の厚さもありますけど、挟んである感じでもないですね。でも厚すぎます」
Y様「仕立直しでお願いするんですし、解いてみても大丈夫ですよ」
とのことでしたので、糸切り鋏登場!
お松「宝の地図が出てきちゃったりして~」
橋村さん「おお!それはゑり華さんでツアー組んでいただいて、皆で行かないと!」
Y様「いいわねぇ!なんのお宝かしらね!?」

じゃきーん
IMG_9632
半澤「・・・ありえない。でもある意味すごい」
なんと、普通であれば適度なところで裁断されているはずのおくみの生地を、切らずにそのまま衿におさめてあったのです。
厚めの生地が3枚に、衿裏の生地。
Y様は身長が低めの方なので、もしかしたら次の世代にお譲りになることを考えてそう仕立てたのかもしれない。
しかしまずやらないし、やって綺麗に着られるように仕立てるのは相当な技だということでした。
今回は「分厚くて着にくい」を解消する為に、ずーっと奥まで入れ込んであったおくみの先の部分の生地は適当な長さにし、
普通は地衿と掛け衿で2枚になっている部分も、1枚で見せかけの掛け衿に仕立てて、
中にあった生地は汚れたりすれてしまった時の替えに取っておくことになりました。

もう1枚は紫の鮫小紋。
Y様のご要望は「もっと薄い色がいいんです」
この場合、一旦色を抜いて白に近くしてから染め直すことになります。
でも鮫小紋の跡がちょっと残ってしまうと思われ・・・
そこで出てくるのが夏にご紹介した加工です!
IMG_9636
天目と吹雪とどちらにいたしましょう?
Y様は吹雪をお選びになりました。
少し残ってしまうかもしれない鮫小紋も、ロウを吹き付けて染めてしてしまえば大丈夫♪
あとはお好きな色を選んでいただいて
IMG_9637
こちらの若草色に染めることになりました。
紫の鮫小紋が、若草色の吹雪のようなろうけつ染めに・・・なんという華麗なる転身でしょう。
着物ならではですよね。
出来上がりが楽しみです!

橋村さんがお店に来るのは年に2回ですが、
それ以外の時にはゑり華スタッフがご相談に乗ります。
気になるお着物がおありの方は、いつでもお持ちください!

この加工に関するお問い合わせは
電 話 03-6427-2720
メール info@erihana.co.jp
青山 ゑり華までお願い致します。