浴衣支援に笑顔広がる 陸前高田市

私が参加しているNPO法人「きものを着る習慣を作る協議会」の理事長、中塚一雄氏から現地からのレポートが届きました。
皆様から寄せられた熱い想いを現地の方々にしっかりとお届けすることが出来ました。
ありがとうございました。

長く伸びた順番を待つ列浴衣を選ぶ人たち浴衣を選ぶ人たち3浴衣を選ぶ人たち2

東日本大震災で街が壊滅状態になった陸前高田市。
私が下見に行った4月中旬から二ヶ月。
5月中旬に打ち合わせ。
そして、6月18日陸前高田市にて「ゆかた支援」をさせていただきました。
会場を設営する前には、ゆかたを欲しい方が200名以上廊下に並んでおられました。
急ぎ準備を行い、13時30分開始を13時に切り上げ、来場制限を行い、順番に「ゆかた」「帯」「小物」などを選んでいただきました。
列を見ると、人数が減っておりません・・・。
相変わらず100人近い方が並んでおられるのです。
まるで百貨店の特売みたいな雰囲気。でも、ゆかたを選ぶ顔が本当に楽しそう。
孫や嫁さんの分まで探しておられた老女の方は、「洋服より『「きもの』が欲しかったの!ほんとにあらりがたいわぁ」
小さいお嬢さんを連れて来られた若い母親は、「今年買おうと思いましたが、どこにも売っていないし、金銭的余裕もないし、とてもうれしいです。」
奥さんを亡くされた男性は、「妻もなにもかも流された、妻が以前買ってくれた『ゆかた』がなつかしい」と言って男物のゆかたと帯を選んでくれました。
被災者のうれしそうな顔を観て、胸が熱くなります。
「きもの支援」に賛否の声がありましたが、この現場を観ればわかります、「きもの」は必要品であることが・・・。
2時間近くで4枚残し、終了!
これからも大いに「きもの支援」を行いたいと思います。
支援にご協力をいただきました全国の方々、本当にありがとうございます。
心から感謝を申し上げます。
NHKさん 中日新聞社さん 東海新聞社さんの取材もいただきました。
マスコミの皆様、本当に広報活動にご協力ありがとうございます。
陸前高田市の街は瓦礫は少なくなりましたが、街の復興はまだまだです。
仮設住宅も8月中旬以降になりそうです。

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