浅野さんの深い話とお宝拝見

更新日:2014年06月14日(土)

織楽浅野代表浅野裕尚氏の講演会、とても面白い。
素材のこと、物の持つエネルギーのことなどぐいぐい引き込まれてしまいます。
浅野さんの貴重なコレクションを見せてもらいながらのお話。
ペイズリー柄のこの3つの布地は、200年前・100年前・40年前のものです。
さて一番古いのは?

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こんな質問から始まりました。
200年前の非常に手の込んだ布地は、単純に5人の織手が5年も6年間かけて織ったくらいの手間が掛けられているそうです。
もし今の日本で作られたとしたら、一体いくらになるのでしょうか?
オリジナルからどんどん違う物になって行く様、それに応じて失われて行くエネルギー。
そんなことを教えて頂きました。

お箸や筆、墨のコレクションを見せて頂きました。
同じ素材で作りながらも、太さや長さで持った時、口に入れた時の感じ方が全く違います。

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この他に和紙や料紙など様々な物を見せてもらいながら、物の質感や素材感のお話をお聴きします。

最後にこの貴重な生地。
名物裂です。
額に入れられた物は、本物。1200年前のものです。
左下の物は大正時代に龍村で復元された物。
右下の物はお土産やさんで売られている物です。

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この3つ関しては、すべて素材は絹、織り方は経錦の物です。
基本的に材質、作り方がほぼ同じのこの3つ、一番違うのは作る意図。
しかしそこで決定的に違う物が出来上がってしまうと浅野さんは仰います。

うーん、何でも一緒なんだなぁ。

ちょっとでも興味が湧いたら、いらっしゃいませんか?
明日の13時と16時。
13時の方にまだ余裕がございます。

店主 花岡 隆三

 

織楽浅野 浅野裕尚氏織の世界
 日時6月13日(金)~6月16日(月)
 場所 青山 ゑり華 浅野裕尚氏ご来場
 6月14日(土)~6月15日(日)
・13時 ・16時の開催  

 

織楽浅野 作品展 始まりました

更新日:2014年06月13日(金)

織楽浅野 作品展 本日より開催です。
当たり前の話ですが、これまでのこれほどまで織楽浅野さんの帯に埋もれたことはかつて無かったことです。
すごいです。
ここはお洒落な織楽浅野さん帯です。
お洒落にお見せしましょう。

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こちらは「異国更紗紋」と名付けられた帯。
黒地に更紗の文様がお太鼓にデザインされています。
朱系の御召にコーディネートしました。

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こちらは「雲取匹田紋」と言う帯。
ここがお太鼓の中心です。
ここから下が墨一色で垂れに、前柄の中心までが赤い匹田が続きます。
そこで墨色に切り替わって手先まで行くという柄です。

どうです、なかなか面白いでしょう?

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こちらは「遊形」と呼ばれる帯・
ザクロでしょうか、インド・トルコあたりからヨーロッパに流れた初期唐草のイメージが私にはしますが、いかがでしょう。
浅野さんのお話をお聞きしたい物です。

今日ここでご紹介した帯は、すべて九寸名古屋帯。
しかもお太鼓柄ばかりです。
価格はいずれも138,000円(表地・税別)。
浅野さんの帯は六通も素敵ですが、お太鼓柄がお気に入りの店主です。

店主 花岡 隆三
 

織楽浅野さん インタビュー

更新日:2014年06月06日(金)

織楽浅野 浅野裕尚氏織の世界

日時6月13日(金)~6月16日(月) 
場所 青山 ゑり華 浅野裕尚氏ご来場
6月14日(土)~6月15日(日)

花岡(以下花)こんにちは、今日はお時間取って頂いてありがとうございます。
浅野(以下浅)ようこそ、遠方から。
私の織楽さんの帯との出会いは強烈でした。
今からもう二十五年ほど前に、問屋さんで丸や三角だけの袋帯に出会いました。
すごくスッキリしていてお洒落。
唐織などの豪華な帯全盛の時に、これはビックリしました。
しかも高かった!
頑張って仕入れて、自分で持ち回って販売しました。
おこがましいけど一歩先を行く、世間についてきてもらうような物創りをしています。
自分は主流じゃない。
どちらかと言えばすきま狙い。
ある一つの分野の中でピカッと光る物を創っていきたいと思っていました。
あの頃は袋帯が中心でしたね。
最近は名古屋帯の割合が袋帯を越えたそうですね。
常に名古屋帯を作ってとお願いしていた私には嬉しい限りです。
私も変わったし、時代も変わったと思います。
でも寸法が名古屋帯になりましたが、やっていることはなんら変わらない。
名古屋やからと言って何も落とさない、品質もそのまま。
その中で最大限いい物を作るというスタンスは守っています。
値段は当時よりもむしろお安くなりましたね。(笑)

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◆陰翳礼讃
ゑり華が求めるのは、普段何気なく着られる着物と帯。
それでいて人に負けない、さりげないけど良いものを着ていると分かるもの。
浅野さんの帯は他の帯とどこが決定的に違うのかと言うと、着姿が素敵、格好いいんです。
似たような帯は有っても違う。ご自身はどうお考えですか?
じつは僕の物創りの方法がすごく変わったのは、谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」なんですよ。
物の美しさは物そのものにあるのではなく、物と物とが生み出す「あや」にあると言うんです。
ここにある湯飲み、この湯飲みは宙に浮いているわけではなく、机があって茶托があって湯飲みがある。
これらから生じる関わりが美しさを生む。
これって着物と帯も同じで、着物が百点、帯も百点、合わせて二百点になるかと言うとならない。
たとえば控え目に着物が三十点帯が三十点でも合わせると百点になるような組み合わせの妙と言う物が必ずある。
着物は必ずコーディネートが要ります。
洋服はワンピースやドレスの場合ゼロではないが少ない。
着物は最初から組み合わせが大前提やから、そこを軽視してはいけないと思っています。
着物そのものも変化しました。
ここ数年着物も帯もモノトーンが多い。
そういう合わせ方をして人気を博しているスタイリストもいらっしゃる。
でも今後の流れは「きれい」に行くと思っています。
ようやくゑり華の時代が来ると。(笑)
実は私もキーワードはきれいなんですよ。
うちのは地味でも表面はきれいなんです。(笑)
昔はこの業界、派手と地味しかなかった。これ派手、これ地味。この2つだけ。
花岡さんが持ってきた御召。(ゑり華の定番、中むらの御召)
これ見てもわかるけど透明感が出てきている。濃い地でもきれいなんですね。
今日は私の御召の認識が新たになりました。
また最近の着物は帯が映える着物が多くなりました。
着物に柄物が減って無地が非常に多い、それで帯のウエイトが高くなった。
そういった意味でも着物姿がいいね!と言われるのは帯の責任大という気がします。

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◆コンセプト
浅野さんの物創りで大切にしていることは?
まず織る側が織を楽しんでいないと駄目。
あと時代性・・・同時代性。
伝統的でありながら着物はあくまでファッションです。
着物と帯と女性の一体感で生じるプラスαが「あや」。
だから僕の作る帯は装飾的ではありません。デコラティブではない。
ではシンプルですか?っていうと、シンプルは単調であったり単純という意味ですが、それも駄目。
それでは何が必要かと言った時に僕は「奥行き」という言葉に突き当たります。
それは物の持つ表情。それはデザインを越えたところにあるんです。それはクオリティーに繋がります。
上質って大切ですね。
厚みを感じさせますね。
「きれい」・「上質」・「奥行き」・互いに生み出す「あや」と「同時代生」のミックス感。この辺りのバランスを大切しています。
だからリピーターが多い。
嬉しいですね、僕がやっていることが、間違っていないという裏付けになります。
常にトップを走り続ける浅野さんですが、特に気をつけていることってありますか?
鮮度と方向性。いくら頑張っても方向性が違うとアウトですしね。
そういう意味でも方向性を確かめられる今回の企画は有り難いです。
そう言って頂くと嬉しいです、本日は長時間に亘ってありがとうございました。

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織楽浅野 浅野裕尚氏織の世界
日時6月13日(金)~6月16日(月) 
場所 青山 ゑり華 浅野裕尚氏ご来場
6月14日(土)~6月15日(日)

袋帯のふたごちゃん♪

更新日:2013年09月08日(日)

ゑり華のお客様はきっと袋帯など当然のようにお持ちなのだと思います。
私はド・初心者なので持っていません。
きらっきらして、豪華で素敵で惹かれるんですけどいいお値段で、囲み販売をする怖い着物やさんはね「ちょっとしたパーティーにも便利ですよ~♪」って言うんですよ。
どこにそんな「ちょっとしたパーティー」があるんじゃ!ほっとけ!っていうかお願い帰らせて!
と着物やさんめぐりを始めたころは随分怖い思いをしたものでした…(遠い目)
まさかこんなお店が存在するなどと思いもせず、というのが私が当店でお手伝いを始めたきっかけで…
などという話はどうでもよく。
「ちょっとしたパーティー」が近いうちにあるやもしれんという話をいただき、「ここにあったのかその世界」と思っているお松です。

で。
で、袋帯ですよ。
ご存知織楽浅野さんからやってきた「変わり更紗」。あら素敵。あらこれも?と思ったら。
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じゃーん!なんと色違いのふたごちゃんでした!
もーこんな、どっちにしたらいいの!?どっちも素敵じゃないの!?なんて悩ませるもの作ってくださって~浅野さんのイケズ~。

まず黒から!ポイントに入っている紫と合わせて撮ってみました。
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華やかだけれど引き締まりますねぇ。
イメージで言うと…麻生祐未さんや藤あや子さん、黒木瞳さんにもお似合いになりそうな、キリッとタイプな感じです。
こちらの品は完売致しました、ありがとうございます。

そして白。
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ふんわり、優しげな雰囲気に。
こちらは若村麻由美さん、三田寛子さん、紺野美沙子さんのような、どこかほわっとした空気をまとわれた方にお似合いになりそう。

みなさんはどちらのタイプですか?
といっても紫と合わせなくても活きる帯ですし、そうするとまた印象も変わってきますよね。
あんまり白のほうは綺麗に出ませんでしたが、この変わり更紗柄、なっかなか「さすが!」なデザインですので、
袋帯そろそろちょっと変わったものを増やしたいわ、というお客様、どうぞ鏡で合わせて見て下さいね♪
どちらも252,000円でお待ちいたしております。

お松

この商品に対するお問い合わせは
電 話 03-6427-2720
メール info@erihana.co.jp
青山 ゑり華までお願い致します。

織楽浅野さんの夏帯 花かつみ 白

更新日:2013年04月18日(木)

夏のお着物に・単衣にもどうぞ【織楽浅野】 西陣 夏九寸名古屋帯 「花かつみ 白」
織楽浅野さん夏帯お太鼓柄の写真

こちらは、単衣から盛夏までお使いただける夏帯です。
シンプルに色をあまり使わず、締めやすい仕上がり。透け感も控えめなので、単衣の季節からお使いいただきやすい帯です。
「花かつみ」と題された作品。
花かつみとは古今和歌集にも出てくる花名。
現代ではその花について諸説あるようです。
浅野さんなりの解釈でこのように表現したのでしょうね。
白をベースに、花の輪郭に金糸、中央にラベンダー色を添えています。
小紋や紬はもちろん、色無地や付下げまで締めて頂けて、幅広い用途に活躍しそうです。

織楽浅野さん夏帯の写真

織楽浅野さん夏帯アップの写真

素 材: 絹100%
色 柄: 白・六通
価 格:   93,450円(税込み) 
     お仕立て上がり参考価格 112,350円(税込み)
     現状は未仕立て
     価格は帯芯・手縫い仕立て(名古屋仕立て)を含みます。

 

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