志田弘子作 加賀友禅 染帯 「ごま菜」

更新日:2015年10月02日(金)

こんばんは。
加賀友禅&お洒落着の店青山 ゑり華の花岡です。

昨夜から大荒れのお天気でしたが皆さま被害はございませんでしたか?
夜寝る寸前までひどい風でしたが、朝起きたらおさまっていたのでたいしたことがないと思っていたら、私がさっさと寝てしまっただけで、眠れなかったスタッフもいました。
若い時は寝付きが悪かったのですが、今はおやすみ3秒と言われています。

さて、本日ご紹介するのは加賀友禅の染帯です。
ゑり華にご来店のお客様は
「加賀友禅の訪問着や留袖はよく見ますが、染帯は初めて見ました」
そう言う方が多いですね。
立派な訪問着や留袖は一枚あればそうは要らない。
だけどお洒落用の染帯なら、何本かお持ち頂けるかも?
そう思ってオリジナルで作っています。
なるべく加賀友禅の作家さんにお仕事を頼みたいという想いもあります。

こちらは、七尾でお仕事をしている志田弘子さんの作品「ごま菜」

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ごま菜は、9~10月に茎頂に白色径約1.5センチの頭花を散房状に多数つけるキク科シオン属の植物。
葉っぱがごまに似て、食べられることからそう呼ばれるようになったそうです。

志田さんの下書きを見て、淡い黄緑色の地色に決めました。

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実際のお花を見るとまったく別物に見えますが、それがデザインです。
また、その方が季節感がぼかせます。

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この繊細な友禅をご覧ください。
志田さんならではの細かさです。

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前柄 関東巻きで出る柄

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前柄 関西巻きで出る柄

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志田弘子作 加賀友禅染帯「ごま菜」
表地価格280,000円(税別)
お仕立上がり参考価格 298,000円(税別)
※お仕立上り価格には帯芯・お仕立代(国内手縫い)を含みます。

この商品に対するお問い合わせは
電 話 03-6427-2720
メール info@erihana.co.jp
青山 ゑり華までお願い致します。

 

高平良隆作 染帯「花海棠」

更新日:2014年10月06日(月)

今日は朝から台風の動きから目が離せませんでした。
私はいつもより一時間以上早く家を出て台風に備えました。
都心のゑり華はあまり台風を実感することなく通り過ぎてくれてホッとしましたが、
ネットを見ていると各地で大変な被害が報告されているようです。
被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。

最新の加賀友禅の染帯をご紹介

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塩瀬の染帯です。
作者は石川県無形文化財保持者の高平良隆氏。
タイトルは「花海棠」。
私が大好きな作家さんの1人です。
お師匠さんは初代由水十久(故人)。
この作家さんの最大特徴は下絵を描かないと言うこと。
通常友禅をされる方は紙に下絵を描きます。
完全な下絵です。
その下絵を下に敷き、上に白生地を置いて青花で白生地に図案を写します。
そうすれば本人じゃなくても同じ物が何枚でも写せます。

高平さんはその下絵を絶対に描かないのです。
自らが直接青花で白生地に直接書くのです。
もちろんスケッチや着物の何分の一かの大きさの枠に流れは描いています。
したがってこの方の着物や帯は間違いなく一点物です。

着物の糸目よりも帯の糸目は少々太目にしています。
アップも見てみましょう。

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いかかですか?
綺麗ですね、花・葉・枝のひとつひとつ、一本一本が生き生きとしています。
こういう作品に出会うと幸せな気分になります。
お売りする、お勧めするというよりも、
感動をお伝えし、楽しい時間を共有したいという気持ちになるのです。

高平さんの作品はこの秋3点上がりました。
店頭にてお尋ねくださいませ。

石川県無形文化財保持者 高平良隆氏作
本加賀友禅染帯 「花海棠」
生地 塩瀬 正絹100%
価格 240,000円(税別)表地

 

加賀友禅の染帯 お客様の素敵なコーディネート

更新日:2014年05月10日(土)

以前、加賀友禅の染帯をお求め頂いたお客様がご自身のブログでコーディネートをアップしてくださいました。
sachikoさんは今年1月に開かれた岡田知子さんの個展にお出掛け頂いた方。

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その際、陳列してあったの加賀友禅の染帯を気に入ってくださって、岡田さんの絵と共に帯もお求め頂きました。
合わせたかった白大島の季節になり、ご友人のお宅にお出掛けする時にお締め頂いたそうです。
季節といい取り合わせといいピッタリですね。

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しつけが付いたままのお母様の白大島を、素敵なコーディネートで着て頂いて、お母様もきっと喜んでいらっしゃることでしょうね。
sachikoさんのご了承を得てアップさせて頂きました。
sachikoさん、素敵なコーディネートと着姿、ありがとうございます。

店主 花岡 隆三

sachikoさんのブログ
http://klaramama.blog23.fc2.com/blog-entry-1260.html

加賀友禅染帯 志田弘子作 こぶし童子 

更新日:2014年01月28日(火)

今日は加賀友禅の染帯をご紹介します。
志田弘子さんの作品。
志田さんは能登の田鶴浜でお誂えを中心に創作活動しています。
一昨年ゑり華の前の店舗で家族展を開催しました。

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こちらはこぶし童子と命名された染帯。
ようやく訪れた春の陽をいっぱい浴びて、躍動する子供が愛らしく描かれています。
どうです?
可愛いですね。
手の動きや足の動きがいいですね。
志田さんのお子さんやお孫さんに注がれる愛情が凝縮した作品です。
能登の大自然の中でのびのび育った子供達。
いまはお孫さんが可愛い盛りで、志田さんの創作意欲は高まるばかりです。

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もう少しアップにしますね。

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とてもきれいな糸目。
童子が着ている着物の柄まで細かく描かれています。

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前柄、こちらは関東巻きをして出る柄です。

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こちらが関西巻きで出る柄です。

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志田さんの落款。
落款も綺麗です。

生地は塩瀬の九寸。
小紋、紬、無地のきものに合わせてください。
とてもやさしい気持ちになると思います。

加賀友禅染帯 志田弘子作 こぶし童子
表地価格294,000円(税込み)
お仕立上がり参考価格 312,900円(税込み)
※お仕立上り価格には帯芯・お仕立代(国内手縫い)を含みます。

この商品に対するお問い合わせは
電 話 03-6427-2720
メール info@erihana.co.jp
青山 ゑり華までお願い致します。

加賀友禅・中町博志先生の染帯

更新日:2013年07月26日(金)

今回ご紹介させて頂くのは、加賀友禅の大家・中町博志先生の染帯です。
加賀友禅は実写的な草花模様を中心とした絵画調の柄が特徴ですが、
中町先生は伝統的なデザインにとらわれすぎず、常に着る人をイメージしながら、
伝統的な技法と現代的な模様を組み合わせ、斬新な独自の感性の作品を生み出していらっしゃる方です。
どんなに伝統的なものでも、古い時代に確立した模様とまったく同じようなものを作るのは今の人に失礼で、
現代の思いを着物に伝え、ひとりひとりの人間性を活かす着物を作っていきたいと思っていらっしゃるそうです。

これからの季節にご紹介したいのがこちら。
地色がなんともいえない奥深さのある鉛色の「黄菊」です。
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実はこちら、図案は中町先生のものなのですが、地色はゑり華で指定して染めていただいたオリジナル。
他では見ることのできない一品です。

菊の花のぼかしの部分も見事ですが、
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葉の部分の配色の斬新さ、効かせ色に、中町先生らしさが出ています。
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お太鼓にするとこのような感じになります。
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前柄は、関東巻きですとこちらの柄が
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関西巻きですとこちらの柄が出るように描かれています。
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もちろん、中町先生の落款もついております。
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税込価格294,000円で、お仕立上がり参考価格は312,900円となっております。
ぜひ店頭にてご覧下さい。
長寿の象徴であり、このように美しい菊の花。目の保養になって寿命が延びた気分になると思いますよ。

最後ですが、中町先生の略歴をご紹介しておきます。

昭和18年 富山県生まれ
18歳まで油絵を学び、友禅の道へ進む。
昭和41年 加賀友禅師 直江良三氏に師事
昭和63年 石川県指定無形文化財 加賀友禅技術保持者に認定(平成25年現在認定者は10名)
平成 7年 通産産業大臣認定「伝統工芸士」となる

(協)加賀染振興協会所属。日展入選10回等受賞多数。

 

お松