本加賀友禅訪問着 杉村典重作「彩」

更新日:2015年11月01日(日)

こんばんは。
加賀友禅&お洒落着の店青山 ゑり華の花岡です。

今日は加賀友禅の訪問着のご紹介です。

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本加賀友禅訪問着 杉村典重作 「彩」
この地色、気に入っています。
もちろん青山 ゑり華のオリジナルで、柄や地色を決めて杉村さんに制作をお願い致しております。
杉村さんは石川県指定無形文化財 加賀友禅技術保存会会員です。
つまりは加賀友禅の作家さんの中でもトップクラスの作家さんです。
杉村さんにはこちらの柄のように、伸びのあるすっきりした柄をお願いすることが多いです。
お嫁に行く時に持ってゆく「この一枚!」という物ではなく、パーティやレセプションなど結婚式などの訪問着やドレス、というよりもおしゃれなワンピースのような装い、都会的な場を想定して作っています。

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こちらは上前の柄です。

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こちらは肩の柄。

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裾の柄のアップ。

どうですか?
舌っ足らずの解説申し訳ないですが、伝わっていますでしょうか?

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杉村さんの落款です。
もちろんこのクラスの作家さんには、良い糸をたっぷり使った手触りの良い最高級の生地を使用しています。
手に触れた瞬間に分かっていただけると思います。

着物っていいね!
店主 花岡 隆三

杉村典重作 本加賀友禅 訪問着
素 材: 絹100% 浜縮緬
柄 名: 「彩」
表地価格:728,000円

この商品に対するお問い合わせは
電 話 03-6427-2720
メール info@erihana.co.jp
青山 ゑり華までお願い致します。

お陰様で良縁に恵まれました。
有難うございます。
青山 ゑり華 花岡 隆三

 

志田弘子作 加賀友禅 染帯 「ごま菜」

更新日:2015年10月02日(金)

こんばんは。
加賀友禅&お洒落着の店青山 ゑり華の花岡です。

昨夜から大荒れのお天気でしたが皆さま被害はございませんでしたか?
夜寝る寸前までひどい風でしたが、朝起きたらおさまっていたのでたいしたことがないと思っていたら、私がさっさと寝てしまっただけで、眠れなかったスタッフもいました。
若い時は寝付きが悪かったのですが、今はおやすみ3秒と言われています。

さて、本日ご紹介するのは加賀友禅の染帯です。
ゑり華にご来店のお客様は
「加賀友禅の訪問着や留袖はよく見ますが、染帯は初めて見ました」
そう言う方が多いですね。
立派な訪問着や留袖は一枚あればそうは要らない。
だけどお洒落用の染帯なら、何本かお持ち頂けるかも?
そう思ってオリジナルで作っています。
なるべく加賀友禅の作家さんにお仕事を頼みたいという想いもあります。

こちらは、七尾でお仕事をしている志田弘子さんの作品「ごま菜」

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ごま菜は、9~10月に茎頂に白色径約1.5センチの頭花を散房状に多数つけるキク科シオン属の植物。
葉っぱがごまに似て、食べられることからそう呼ばれるようになったそうです。

志田さんの下書きを見て、淡い黄緑色の地色に決めました。

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実際のお花を見るとまったく別物に見えますが、それがデザインです。
また、その方が季節感がぼかせます。

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この繊細な友禅をご覧ください。
志田さんならではの細かさです。

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前柄 関東巻きで出る柄

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前柄 関西巻きで出る柄

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志田弘子作 加賀友禅染帯「ごま菜」
表地価格280,000円(税別)
お仕立上がり参考価格 298,000円(税別)
※お仕立上り価格には帯芯・お仕立代(国内手縫い)を含みます。

この商品に対するお問い合わせは
電 話 03-6427-2720
メール info@erihana.co.jp
青山 ゑり華までお願い致します。

 

本加賀友禅訪問着 藤藁 隆作 「薫る風」

更新日:2015年04月17日(金)

このところ夏物の新柄の披露が続いていましたね。
そこで今日は久しぶりに本加賀友禅訪問着の新作をご披露いたします。

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           本加賀友禅訪問着 藤藁 隆作 「薫る風」
藤藁さんはまだ若手で、師匠は百貫華峰。
色合いなどは師匠譲りで、優しい色使いですね。

この訪問着はお店の在庫にやさしいピンク色が無くなったので作りました。
オリジナルの物は裾のボカシが下前まで伸びて、柄位置ももう少し高かったのですが、
後身頃で落として貰って、柄位置を下げ、地色を青味のあるきれいなピンクで染めて貰いました。

20代から40代の方がご結婚の際にお持ち頂ける。
またご友人の結婚式に呼ばれた時にお召し頂きたい訪問着です。
ですので柄は四季の花を入れて、春でも秋でもお召し頂ける柄にしました。

細部を見てみましょう。

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こちらが上前、身体の正面の柄になります。
菊・水仙・梅・楓など四季折々の柄が入っています。

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その中に2羽の小鳥が向かい合っていて、何ともほのぼのさせてくれますね。

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細かく見ても丁寧に染められているのがわかりますね。
こういう丁寧な仕事はずっと眺めていると新しい発見が次々に出てきて実に楽しいです。

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藤藁さんの落款。

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色紙です。

藤藁さんは弟子もパートさんも居ません。
1人でコツコツと描いていらっしゃいます。
そんなきまじめな人柄が出ている作品です。

着物っていいね!
店主 花岡 隆三

 

藤藁 隆作 本加賀友禅 訪問着「薫る風」
素 材: 絹100% <浜縮緬>

この商品に対するお問い合わせは
電 話 03-6427-2720
メール info@erihana.co.jp
青山 ゑり華までお願い致します。

こちらの訪問着。
良縁に恵まれました。
有難うございます。
青山 ゑり華 花岡 隆三

本加賀友禅の振袖

更新日:2014年11月17日(月)

本加賀友禅の振袖をご覧頂きます。
作者は直江良三、故人です。
とてもきれいな色を使う作家さんで、大好きな作家さんの一人でした。
お振袖だけに色をしっかりと入れています。
現代のインクジェット全盛の振袖には無い配色です。

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柄は山取の中に草花をちりばめています。
山取のあいだの朱が全体をさらに引き締めています。
ある筋からの紹介で買い取らせて頂きました。
少々時が経っているのにもかかわらず、まったく退色や汚れがない極上品です。

ただ、残念ながら今作った物と違うので、全体に小さいです。
裄・身丈ともあまり出ません、155cmくらいまでの方に着て頂きたいと思います。

本加賀の超逸品の振袖が希望でお背があまり高くない方、いらっしゃいませんかね。

着物っていいね!
店主 花岡 隆三

 

矢田 博作 本加賀友禅 留袖

更新日:2014年11月10日(月)

本日は加賀友禅の留袖をご紹介いたします。
矢田博作 留袖

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作者の矢田博先生は既に物故者で、昭和61年に亡くなられています。
題名は分かりません。
後を継いでおられる矢田秀樹さんにお聞きすればあるいは分かるかも知れません。

ですからこの作品は作られてから既に三十年以上経っています。
しかしどうでしょう、この美しさは。
柄を近寄ってみてみましょう。

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配色と構図の美しさといったらありません!
写真だと派手に見えるかも知れませんね。
でも底は加賀友禅、金箔や刺繍を一切使っていませんのでこれぐらいの色使いをしていても、かなり年齢幅が広いのです。
もっと近寄りましょうね。

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本当に細かいところが心憎い色差しが入っています。
長時間眺めていても全然飽きません。
むしろ次々と新しい発見が訪れて楽しくなってしまいます。

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矢田 博

大正8年 石川県に生まれる

昭和9年4月 京都市衣棚竹屋町下る 土屋素秋氏に友禅見習いの為、上京。10年間友禅業修得

昭和30年3月 水野博宅にて加賀友禅に入職

昭和43年 独立して加賀友禅業を営み現在に至る

昭和47年9月 有限会社 矢田白にて発足

昭和50年9月 伝統産業加賀友禅競技会にて金沢市長賞受賞

昭和55年4月 伝統工芸士に認定される

昭和58年 石川県無形文化財加賀友禅技術保存会会員となる

昭和61年 逝去

 

今何故物故者の、それも30年も前の作品が手に入ったかというと、
あるところのある呉服屋さんが手放したからです。
ここでは詳しくお話し出来ませんが、加賀友禅が大好きでたくさん扱って作家さんのこともとても応援してくれていた呉服屋さんのコレクションをお譲り頂いたのです。
加賀友禅が最高にきらめいていた昭和五〇年代の作家さん。毎田仁郎先生・梶山伸先生・水野博先生・矢田博先生などの素晴らしい作品を、私はその方から託されたと思っています。

たくさん有って、とても私の財力では全て買い切れませんでしたが、大所は抑えられました。
しばらくの間、飾って虫干ししようと思っています。
加賀友禅が大好きな貴方、ゆっくり時間をとって見に来てください。
最高に楽しい時間をお約束いたします。

着物っていいね!
店主 花岡 隆三