四国からのお客様

こんばんは。
加賀友禅&お洒落着の店青山 ゑり華の花岡です。

今日のゑり華は加工部の今井さんと私の2人体制。
朝から来客と電話で慌ただしい一日でした。
やはり早くお店にもう1人スタッフが欲しいところです。
おーい、早く来てよー!(西の方に呼んでみる)

さて、こちらは四国は香川県よりご来店の藍色工房代表の板東さん。
何をしているかというと、藍の古布を選んでいます。
板東さんは徳島の旧麻植郡にただ一軒残された、古の藍産地最後の藍農家に生まれました。
日本から本物の藍が消えつつある現状を愁い、現在は藍の栽培だけではなく、本物の藍を使った手拭いやショール、石鹸などを製造販売しておられます。

商売の勉強会で知り合い、手拭いなどを取り扱うようになりました。
ある時、父のコレクションの藍染め古布をお見せしたところとても感動してくださり、是非と言うことで特別にお分けするようになりました。

この古布は昔の布団生地。
手紡糸の生地に型で糊置きをして藍瓶に浸けて染めた物。
庶民の生活のなかで使われ、何度も何度も水を潜り枯れた味わいになっています。
なかにはぼろぼろになって接ぎをあてた物まであります。
昔の人がいかに布を大切したのかが伝わってきます。

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板東さんはこの古布を一枚一枚本当に丁寧に、愛おしむように右から左へ見ていらっしゃいます。
私以上にこの古布に愛情を感じていらっしゃるように思えます。
もちろんだからこそ、例外的にお分けしているのですが。

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この古布が彼女の手によって素晴らしい物に生まれ変わります。
それを見るのも楽しみです。

着物っていいね!
店主 花岡 隆三