第5回 爪掻本綴織 川端和子 作品展

第5回 爪掻本綴織 川端 和子 作品展

花  彩  糸  遊

日時 11月27日(金)〜11月30日(月) 営業時間 10:30〜19:00
場所 青山 ゑり華 川端先生ご来場11月28日(土)〜11月29日(日)

結婚式などのフォーマルから、お茶席やなどのちょいフォーマルの場面まで、幅広くお締め頂けるのが爪掻き本綴れです。

綴れ織ってどんな織物?
綴れ織の起源はエジプトと言われています。紀元前15世紀の王墓からつづれ織の衣類などが見つかっているそうです。東洋にはシルクロードから伝わりました。その頃には、毛糸から絹糸へと変わり、技術も発展して東洋独自のつづれ織が完成していきました。
日本への伝来は飛鳥時代だと言われ、遣隋使や遣唐使が持ち帰ったものと考えられています。
綴れ織は横糸だけで文様を表現します。経糸を強く張り横糸をたっぷりと入れて縦糸が見えないように織ります。なかでも爪掻本綴れ織は、爪をギザギザにカットして横糸を爪で織りこんでいく技法です。
高度な技術が必要とされ、縦糸の上に横糸で絵を書くように仕上げるので、立体的な作品を作ることが可能です。大変手間のかかる作業ですから、一日かけて数センチしか織れません。
時間と労力が必要なものです。しかし、逆に言えば時間と労力を惜しまなければ、複雑な柄が織ることが出来ますし、織る人のセンスがはっきりと出るのも綴れ織の特徴です。

川端和子さんの綴帯は何処が違うの?
川端さんは、図案から織まで、ほとんどの工程をご自身で行います。
「好きなようにさせてもらっています。人にあれこれ言われて制限されるのが嫌いなんです」
そう言う川端さんは問屋さんの仕事を一切しません。問屋さんの仕事となれば商品となってしまい、なるべく織りやすい柄で、なるべく色数を抑えて、なるべくボカシを省いた物を要求されます。
川端さんの帯は、ゑり華にしか納めません。ですからコストを全く考えないで、自分が納得できる物だけを作ることが出来ます。
是非見て欲しいのは、織の細かさとボカシの美しさ。これだけの綺麗な綴れ織を信じられない値打ちでお届け出来るのは、着物屋冥利に尽きます。手間が掛かり過ぎる為海外製品の多い中、日本人の感性で思いを込めて綴られた素敵な織物に出会えたとき、素直に心が揺さぶられます。

綴れ織01

川端和子プロフィール

・長野県生まれ
・武蔵野美術大学 彫刻科卒業
・大手広告代理店大阪支社勤務
・友人から機を譲られ織りに興味を持つ
・伝統工芸士小山喜一郎氏に師事
・四年間の修業の後創作活動に入る
・2003年に青山ゑり華にて初個展
・以来2005年・2008年・2012年
 青山ゑり華にて個展開催
 川端さんの綴れが見られるのはゑり華だけです。