第14期決算に寄せて<ゑり華が買い取りにこだわる理由>

台風が脇を走り抜けたとたんに暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
早いもので、我々はこの度14回目の決算を迎えます。
今年日本は、消費税アップという大変革の年になりました。
ゑり華としても昨年スタッフの佐々木さんが、ご家庭の都合で突然退社したり、増税後の4月以降の売上げの落ち込みなどもありました。
しかし、お客様の金子様が半年に亘りお手伝いくださったり、私の友人のお姉さんの水野さんがパートで手伝ってくれたりと、次々と助けてくれる人が現れる不思議な一年でもありました。
これもひとえに我々を応援してくださる貴方のお陰です、ありがとうございます。
しかしながら我々の着物業界の状況はかなり険しくなっております。
特にもの創りをしているメーカー、産地、作家さん達の体力が極端に低下しています。
厳しいのは全体です。
それなのになぜ創り手にしわ寄せが行くのでしょうか。
創り手と消費者をつなぐ流通は、
創り手 → 産地問屋 → 前売問屋 → 小売屋 → 消費者
と通常3つの手を通りますが、この3つが商品を仕入れないからです。
多くは前の段階から商品を借りて商売をしています。
売れなければ返すので、手元に商品が残らずリスクのない商売が出来ます。
しかしながら流通のいずれもリスクを持たないため、価格は異常に高くなります。
買う商品であれば値切れますが、借りるだけなら価格は相手の言い値になります。
最終的にツケは消費者が支払うことになるのです。
ゑり華は祖父の時代から店頭の商品は買い取りで商いをしております。(もちろんセールや個展などの企画催事の時は応援商品も入りますが、必ず店頭価格にあわせてもらうようにしております。)
なぜそこまでリスクを張って、ゑり華は買い取りにこだわるのでしょうか。
それは、
・ 値切って安く買えば、市場価格よりも安く売ることができ、お客様に喜んでいただける。
・ 人気のある品物は売れてしまうので、貸してもらえない。
・ 本当に良い色・柄のものは真っ先に売れてしまうので、買わないと手に入らない。
・ 買い取れば創り手に収入となり、そこで働く人、次のもの作りの糧となり喜ばれる。
他にも色々理由はありますが、つまりお客様にとって、人気があって、良い色・柄のものが魅力あるお値段で手に入るので、良いことずくめなのです。
特にゑり華にいらっしゃるお客様は、皆様目が肥えていらっしゃいます。
良い物を身につけると、とても気持ちが良いことをよくご存じです。
そんな方々に良い品を魅力ある価格でご提供するためには、やはりしっかりと買い取ることが大事なのです。
もちろん、買い取ったものすべてが売れるわけではありません。
良いものなのに、たまたま出会いが無く、残ってしまうものがあります。
そんな時は決算市や春秋のバーゲンで安く出します。
バーゲンは品物の値打ちを見直していただくための新しい出会いの場なのです。
ゑり華は今後も優秀なメーカー・産地・作家さんの商品を、出来るだけたくさん買います。
それは貴方にとって良いだけではなく、そこで働く人を応援し、元気を分けてあげることになるからです。
そうして業界全体が元気になって欲しい。それがゑり華の願いです。

青山ゑり華 代表 花岡 隆三

青山 ゑり華 第14回 大決算市
7月18日(金)~21日(月)
午前10時半~午後7時まで