お誂え染 紋紗の着物 <お茶席用>

本日お仕立が上がってきた中に、涼しげな一枚が。
こちらは紋紗の白生地を染めた、盛夏のお召し物。
お茶席用にとお作り頂きました。

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色がでなくてごめんなさい。
桜貝のような本当に淡いちょっと青味のあるピンクです。
夏の無地というと駒絽の色無地がほとんどだと思います。
そこですでに無地をお持ちの方に白生地をお見せするととても喜んで頂けるのです。

こちらの生地は「紋紗着尺 横段吹雪」
遠目ではよくわかりませんが、全体は少し目が詰まった紗でそこに吹雪のように細かく地紋が浮き出ています。

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そして1cmほど粗い紗になりその中に小花紋様が織り込まれています。
白生地の時から素敵でしたが、染め上がってそれが仕立て上がるとより一層素敵になりました。

4月から5月まで店頭で夏用の様々な地紋の白生地を展開しました。
ご覧頂いたお客様は、通常の絽しか見たことが無く、その透け感や美しさを味わって頂きました。

こちらのお客様はお茶席でお召しになるので、一つ紋を染め抜いてございます。IMGP7659-1

ご紋も綺麗です。
白生地からのお誂え染の場合、紋糊を白生地から置くことが出来るのでとても美しく自然な白さで紋が入ります。
色無地などの場合は生地が染まっているで、紋入れの際に色を抜きます。
すっと抜けると良いのですが、堅牢度(けんろうど:耐光・耐水・摩擦など)を高める為に簡単に抜けない染料が多くなっています。
その為紋が黄色くなったり、その黄ばみを隠すために胡粉(ごふん)で白粉(おしろい)したりするのです。

ゑり華はおしゃれ着が得意なお店ですが、お茶席用のお着物も大の得意ですので遠慮無くご相談ください。
ああ、早くお召しになった姿が見たいです。

着物っていいね!
店主 花岡 隆三