石垣 6

あれほど飲んだにもかかわらず、次の日みんな朝ご飯を食べて時間通り集合。
飲む前に飲んだウコンの威力でしょうか、効きます!
今日は研修最終日。
先ずは石垣市織物事業協同組合に。
事務局長の新城安明さんに、八重山上布の制作過程ビデオを見た後、館内を案内していただきました。
八重山上布は大まかに2タイプに分かれます。
一っは絣を括(くく)りで染める方法、もう一つは絣を奈染(なせん)で染める方法。
括りは染めたくないところを染料が入らないようにビニールなどを当てて縛り、それを染液に浸して染めます。
捺染染めは、絣の柄の部分に直接染料を塗りつけます。
もちろん捺染は、括る手間がない分染めが簡単なので安く作れのるのですが、反面絣あし(染めた部分が段々薄くなってゆく様)が出ず、のっぺりとした印象になってしまいます。
ただし、石垣の捺染は他の産地と違って本草木染めで行います。八重山地方にしか自生しない紅露(グール)から採った染料はとても濃度が高いため捺染が可能です。
捺染染めした後媒染します。そのさい白い部分も媒染によってグレーに変わるそうです。
それを白く戻すために海ざらしを行うそうです。
八重山上布は括りの技術が途絶え、白地に捺染だけの時代が長く続きました。
縦糸にラミーを使用することもあり、宮古に比べて手抜きの安物を作る産地のイメージが一時的に定着してしまったのも無理からぬでした。
その八重山上布に括りを復活させたのがこの後お会いする新垣幸子さんです。
今では捺染とのすみ分けが出来つつあるようです。
宮古や大島のようなとても細かい総絣は、通常締機や板締めのような道具を使ってくくります。
今は、その様な柄に限定して捺染の技術を使うようにしているそうです。
PA0_0016.jpg
糸の原料となる苧麻
PA0_0009-1.jpg
紅露(グール) ものすごく固く食用にはならない。八重山固有の物。
今は豊富にあるようですが、栽培は出来ずどのぐらいあるのかも分かっていないそうです。