第2回知的障がい者の成人を祝う写真撮影会

1月22日と23日、ゑり華が協力させて頂いている「知的障がい者の成人を祝う写真撮影会」が、板橋区のグリーンホールで行われました。
今回は男性15人女性11名の合計26名の方が参加になりました。

昨年ちょっとしたトラブルがあり、冷や汗をかいた経験から色々と改善しました。
会場内に衝立で囲んだ部屋を作り、エスケープ・ルームとしました。
パニックに陥った場合こちらに入ってもらい、他と遮断することで落ち着いてもらうためです。
また、特別支援学校の先生に来てもらいました。
専門家に入ってもらって万が一に備えます。
その先生は今回参加の方々を小さい頃に教えている方でもあります。

ともすると書きたがらない参加者のより詳しい情報を、詳しく親御さんにかいてもらいました。
例えば
「初対面の人にさわられたりするのを、いやがります。長時間の撮影は難しい。自分に話しかけられると緊張から問題行動を起こすかも、みんなの中の一人として声かけしてください」
「自閉症 だめ、という言葉に反応していった人にしつこくからんでしまうので、言わないでください。言葉での指示を最小限にすれば落ち着いて出来ます」
「体調にはとても波があります。機嫌が悪い時、手をかんだり髪を引っ張ったりしますが、髪を撫でられたり、さわられたりするのは好きです。緊張したり、嫌な時は身体が硬くなり背を丸めたり、両耳をふさいだり、手を叩いたりする。まっすぐ立っていることが少ないです。バランス感覚が弱い、押さえつけられるのが苦手、笑顔の人が好きです」
「飛び跳ねる、じっとするのが難しい」
「ダウン症 我慢できなくなると泣き出すかも、大人しい控え目」
去年の噂を聞いて参加の方も増え、重度の方が多かったそうです。
私はすべてに立ち会えたわけではないのですが、見ている限りではトラブルはないのですが、去年よりも大変そうな感じでした。

女性の場合、ヘアー・メイクに5分から10分、着付けにもそのぐらいの時間で完了させます。
時間が掛かれば掛かるだけ、リスクが高まります。

写真撮影も、反応を見ながらです。
両親、他の親御さん、スタッフ、みんな笑顔で一生懸命です。
考えてみれば私だってカメラの前に立てば緊張します。
本人たち皆、本当に頑張ってました。

前回も今回も思いました。
障がいを持つお子様のご両親様、皆様明るい。
思いやりがあって優しい。
とても魅力的な方ばかりでした。

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