歌舞伎座に行ってまいりました♪

オープンしてだいぶたちましたが・・・新歌舞伎座に行ってまいりました!

叔母の友人の代打で急遽決まった歌舞伎座行き。
今月の演目はあの「義経千本桜」!
しかも私がぜひとも早いうちに生で見ておきたかった(名優急死が相次いだので怖くて)大好きな片岡仁左衛門が出ています。
なんてラッキーなんでしょう♪
お供しますと即答しました。

が。おりしも台風のあおりで急な夏日が続いており・・・何着ていけばいいの!?やわらかものの単衣は持っていないよ!?
祖母が「伊達の盛りは珍馬でも引く」とよく言っていたのが頭をよぎります(私は地味な格好の孫だったのですが)。
スタッフにもお客様にも相談し、風邪気味だったので、3階席だし体調に合わせて無理しない服装で、としたものの。
譲っていただいてからまだ着ていない濃紺の江戸小紋が頭から離れない。勿論袷。でも今着ないでいつ着るの!?
どうせほぼ地下移動、中は冷房です。着ました!
夏は綿麻、それから木綿一筋。久しぶりのやわらかもの。やっぱり気持ちいいですね~。
木綿を愛している気持ちは変わりませんが「始終やわらかものを着ていられるご身分になりたい・・・」とちょっとだけ思ってしまいました。

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さて「義経千本桜」、午後の部でしたので後段です。
仁左衛門(私の中では未だに孝夫さんですけれど)は「いがみの権太」というちょーっと問題児(?)の役。
個人的にはイメージ通りの二枚目なのが見たかったな・・・手術が成功して無事復帰できますようお祈り申し上げます。
孝太郎はあんまりお父さんには似なかったのね、と思いつつも愛らしいお嬢さんを立派に務めていましたが。
なんといっても菊五郎の狐忠信が良かった!!
ユーモラスでかわいくてとても楽しかったです。さすがに最後の宙吊りはありませんでしたが(笑)

昼の部には中村隼人も出ていたのでそれも見たいな、と思っていたら師走の歌舞伎座が配役超豪華。
行かなくては!苦手な日程決めとチケット取りを乗り越えて!

ちなみにやはり歌舞伎座は割合的に袷の方が多かったです(予想最高気温29度、最低気温25度の日)。
お洒落はいくつになっても我慢。女はいつだって伊達の盛りなのよおばあちゃん・・・
そして時折、芝居の中身そっちのけでオペラグラスで衣装をやたらと観察したり、
緞帳を見ては「川島織物さんだ!」「これもはきっと川島さんの復元物だ!」と言って写真を撮ったりして、

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たった数ヶ月でこんなにも染まるものなのかと自分を再発見しました。
そして急だったので狐の帯留を見つけられなかったのをまだちょっと残念がっています。
師走に行けたら、存分に役者と芝居を楽しみたいと思います(反省)

お松

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