与那国 5

織物や染め物はその土地に伝わり、その土地にあったものに変化し、適応したものだけがその土地に根付くのだと思います。
その意味では、与那国織はまさしく光の国の織物だと思います。
本土の何倍もの強い紫外線を浴びてビクともしない染め。生地に当たる光の角度によって次々と表情が変化し、浮き織による花が光を受けて一斉に輝き、華やぎだす。
規則正しく整然と織だされた花織は、とても品が良く感じられます。
なぜに一体この小さな亜熱帯の島に、これ程気高く凛とした織物が存在するのか、不思議でなりません。
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